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春季生活闘争(しゅんとう)って何?

経営者と労働組合でそれぞれの言い分が異なったときに行う交渉、
それが「春季生活闘争(しゅんとう)」です。

トピックス

掲載日:

経営者と労働組合でそれぞれの言い分が異なったときに行う交渉、
それが「春季生活闘争(しゅんとう)」です。

春季生活闘争(しゅんとう)とは?

企業の経営側と労働組合側は毎年春、新年度の社員の賃金やボーナス、処遇の改善などについて話し合います。それが「春季生活闘争」です。毎月の給与は、定められた時間を働いたことに対する基本給や、残業手当などの所定外賃金に分けられますが、春闘では、給与の大部分を占める基本給の増額をめざして話し合いが行われています。

定期昇給(定昇)とは何ですか?

定期昇給とは毎年ほぼすべての人を対象に年齢や勤続年数、社内の肩書などに応じて自動的に賃金が上がる仕組みです。しかし近年、この定期昇給を廃止し、個人の能力や仕事の成果に応じた賃金を支払う成果主義の導入が相次いでおります。

ただ、定期昇給がなくても、「賃金カーブ」を知ることによって、自分の職場がどのくらい毎年賃金が上がっているのか、また賃金ベースがどのくらいかを知ることができます。

春季生活闘争集計結果

2024春季生活闘争 賃上げ集計結果

2024年4月5日時点の集約状況について

2024春季生活闘争では、「未来づくり春闘」の3回目の取り組みとして、経済成長や企業業績の後追いではなく、産業・企業、経済・鞘木の活力となる「人への投資」を起点として、ステージを変え、経済の好循環を力強く回していくことを目指しています。
昨年の高い賃上げ率を一過性のもととせず、持続的な賃上げにつながるよう「経済も物価も賃金も安定的に上昇する経済へのステージ転換を図る」取り組みを進めています。
大手企業の集中回答日には多くの企業が満額回答を出し、賃金情勢に変化の兆しが見えました。現在、交渉の主体は中小企業に移りましたが、中小企業は賃上げの原資となる価格転嫁で苦戦しています。公正取引委員会は勧告を強化しましたが、依然として労務費の価格転嫁は厳しい状況です。春闘に限らず継続して取り組む必要があります。

賃上げ集計にご協力いただいた319組合中、回答・若しくは妥結且つ、金額の把握ができた 205組合の賃上げ総額(定昇相当分とベア含む賃金改善)は加重平均で 14,970円(4.63%)、昨年同期比 +6,737円(+1.99%)、ベアを含む賃金改善分を確保できた組合の加重平均は 11,513円(3.43%)、昨年同期比 +6,176円(+1.72%)となりました。
規模別の賃上げ総額は、300人未満の組合の加重平均で 11,447円(昨年同期比 +3,588円)、1,000人以上の組合の加重平均は 15,166円(同 +6,985円)と共に昨年を大幅に上回りましたが、大手企業と中小企業の賃金格差は広がっています。
中小企業や組合のない職場で働く人を含め、全体的な賃上げを実現しなければなりません。賃上げの流れがこれから交渉に臨む各組合へ引き継がれるよう構成組織とともに支援していきます。

2024春季生活闘争集計結果

(2024年4月5日までのデータ集計分)

労働相談ダイヤル0120-154-052 連合静岡メイト
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