特別企画「戦後80年 命の尊さと平和の大切さを考える」
国民運動局
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2025年7月26日(土)、静岡労政会館の6階ホールにて、連合静岡の平和の取組みとしての特別企画「戦後80年 命の尊さと平和の大切さを考える」を実施しました。
この企画は、今年で戦後80年という一つの大きな節目を迎える中で、その当時のことを実体験として伝えられる方々が高齢化により年々少なくなる中、本日の被爆体験伝承講話を聴くことで、戦争を風化させない取組みの一つとすること。また、連合静岡「平和4行動」になかなか都合が合わずに参加できない人も多くいることから、現地に行かなくても、ご家族と一緒に被爆体験を聴くことができる貴重な機会とすること。そして、この活動を通じて「戦争・原爆の悲惨さ」「命の尊さ」「平和の大切さ」について、あらためて考えていただくこと、などを目的に開催しました。
当日は大変暑い中、各構成組織から計100名の方々にお越しいただきました。中にはパートナーをお連れいただいただけでなく、小学生や中学生のお子様たちにも平和について考えてもらおうと、ご家族一緒に参加された方々もいらっしゃいました。
12:30の会場・受付開始に合わせて、次々と参加者がいらっしゃる中、まずは広島に投下された様子をお子様にも分かりやすくアニメにしたDVD「いわたくんちのおばあちゃん ~ぼく 戦争せんけぇね~」と「鳩よ 広島の空に」の2本を上映。
同時に「原爆パネル展」「平和の折り鶴」「ピースメッセージ」「平和クイズ」「連合静岡の平和の取組み実施報告パネル展」を開催し、多くの方々にご参加いただきました。「平和の折り鶴」や「ピースメッセージ」に平和への祈りを込め、そして「パネル展」や「平和クイズ」であらためて原爆の実相を学びました。
(折り鶴とピースメッセージは、今年8月の平和行動in広島、長崎にそれぞれ持参し献納いたします。)
13:30。冒頭の角山会長のあいさつからはじまり、この企画のメインイベントである「原爆体験伝承講話」では、広島県のご出身で、現在は県内富士市で社会科の教鞭をとられている伊藤映子様にお越しいただき、いま現在93歳となられた笠岡貞子様の、被爆当時の被爆体験を語っていただきました。その内容は、初めて聴いた人、過去に何回か聴いたことがある人、関係なく、心に刺さる悲惨なものでした。


いくつかの質疑応答のあと、伊藤様からのご提案により、参加者同士が互いに感想を述べ合う時間も設けられ、「いま聴いたことを、すぐにその場で口に出して感想を述べる」という非常に効果的な手法により、より一層意義のあるものになったのではないでしょうか。
この講話を聴いた後の、代表者からの「お礼のことば」では、県教組・静清教職員組合の伊藤さんのお子様から、大変立派な「お礼のことば」が送られました。
静岡市立番町小学校6年生 伊藤煌太郎くんから「お礼のことば」
最後に講話者・伊藤様を囲んで、ピースメッセージを掲げながら、参加者全員で集合写真を撮り、本会を無事に終了することができました。
最後に全員で集合写真
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。皆様にとって本取組みが良い学びであり、良い経験でありますように。そしてこの日に聴いた講話を是非、多くの方に語り継いでいただければと思います。