【湖西地協】事業所見学　中部電力 浜岡原子力発電所

２０２５年１１月１０日（月）ＰＭ　ＨＳ委員会企画　事業所（中部電力 浜岡原子力発電所）見学会開催　２１名参加

中部電力労働組合 静岡総支部 浜岡原子力支部の笹山執行委員長のご協力のもと、中部電力 浜岡原子力発電所への事業所見学会は実現いたしました。

事業所見学は長田様の進行のもと、浜岡地域事務所 総括・広報グループの榊原部長様から、浜岡原子力発電所の沿革や概要についてご説明をいただきました。

【発電所構内視察】

中部電力 浜岡地域事務所 総括・広報グループの榊原部長より、巨大模型を用いて原子力発電の仕組みや、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故の経緯、そしてその後の対策について、直々にご解説いただきました。浜岡原子力館には、３号機の実物大原子炉模型も展示されており、そのスケール感を肌で感じることができました。更に、原子炉の基礎部分にはJIS規格で最大サイズの鉄筋が使用されており、その太さはなんと約５cmにも及びます。

模型を使った原子力発電の仕組みや防災対策の説明

３号機 実物大 原子炉模型

原子炉基礎部（JIS規格最大の鉄筋）

施設内では、安全性に対して一切の妥協がなく、過去のトラブルから学び、それを克服するために改良を重ね続ける姿勢が印象的でした。その真摯な取り組みには、深く感銘を受けました。

【質疑や労災防止取組みの意見交換会】

浜岡原子力発電所の見学では、施設内で実施されている安全対策や労働災害への取り組み、地域住民との関係構築について詳しく知ることができました。特に、連合湖西地協としても重要な課題である地震や津波などの自然災害に対する備えについては、参加者同士で活発な意見交換が行われ、理解を深める貴重な機会となりました。災害リスクに対する真摯な姿勢と、地域との連携を重視する取り組みから、原子力施設が抱える責任の重さと、それに応える努力の重要性を改めて実感しました。

左から：執行委員長：笹山 様、書記長 大家 様、副委員長：望月 様、三谷 様、稲垣 様、安全衛生担当 人事保健課副長：木村 様

今回の見学を通じて、エネルギーの未来とそれを支える人々の努力に触れることができました。私たち一人ひとりが、こうした現場の思いを受け止め、エネルギー問題に対して関心を持ち続けることが大切だと改めて感じました。

《HS委員会 事務局長　明時》