【湖西地協】役員視察研修

２０２５年１２月１２日(金)から１３日(土)　役員視察研修を開催しました。

この視察研修は役員自らが学びや経験を深め、個々の知見をひろげ、組合員とその家族に知識や情報を発信し、自主福祉運動における共助の輪をひろげていくことを目的とし開催いたしました。また、今回は防災意識の向上及び具体的な対策の強化に繋げるため、湖西地区労働者福祉協議会との合同で、１１名の参加者と執り行いました。

せんだい３．１１メモリアル交流館では、震災発生当時の状況や被災された方々の声を通じて、津波の恐ろしさと日常が一瞬で失われる現実をあらためて実感しました。

震災遺構荒浜小学校では、実際に現地へ向かう過程や周辺の様子を見ながら、津波の到達範囲や平地での避難の難しさを肌で感じました。災害時には、迷わず「とにかく逃げること」、そして一度避難を決めたら「戻らない判断」の重要性を強く感じました。

大川小学校では、被災者遺族として、被災の中で助かった子どもの親としての葛藤やそれでも伝えなければならないとの強い使命感を感じました。

みやぎ東日本大震災津波伝承館では、死者の90%が溺死であること、理由は様々だが約４割の人がすぐに避難行動を取らなかったということを知り、「とにかく逃げる」ことの大切さを学びました。

今回の視察で得た学びを、組合員やその家族に分かりやすく伝え、防災意識の向上につなげていきたいと思います。特に、災害発生時には早めの避難行動を取ることの大切さや、地域ごとの地形や避難経路を日頃から確認しておく重要性について共有し、自主福祉運動の中で「共助」による備えを進めていきたいと考えています。