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2025連合静岡平和行動in根室

国民運動局

掲載日:

2025連合静岡平和行動in根室

2025年9月5日(金)~8日(月)の4日間、今年の平和4行動の最後となります「平和行動in根室」を実施しました。

福井団長(自治労)をはじめと知る12名の団員は、初日の静岡から羽田空港までの移動を阻むかのように台風15号が上陸・横断し、交通機関にも大きな影響を与えましたが、なんとか全員が無事に羽田空港に集合。14時50分に結団式を行いました。

福井団長からは、「今回の本来の趣旨はしっかりと理解していただいた上で、せっかく各産別や地協から集まったのだからそれぞれ横の連携を強めながら、安全に気をつけて、4日間よろしくお願いします。」とご挨拶がありました。

 

初日は釧路に宿泊し、2日目を迎え、北海道北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)にて行われた「北方四島学習会」に参加しました。(ニ・ホ・ロ は日本・北海道・ロシアの頭文字をそれぞれ取ったものです)

第一部では前東海大学教授で参議院議員の山田吉彦氏から「海から考える北方領土返還運動」と題し、海洋学の観点から見た北方四島の海洋資源や、将来の日ロによる北方四島における共同経済活動などについてお話していただきました。

第二部では歯舞群島の勇留島の元島民である角鹿泰司氏と、同じく歯舞群島の志発島の元島民である児玉泰子氏から、ソビエト連邦による占領前の島での様子、占領時の恐怖などを語っていただき、また故郷から根室に追われ、その後のつらい人生についてもお伺いしました。

最後に児玉様がおっしゃっていた「返せ返せも大事だけど、私たち当事者の想いをここにいる皆さんが受け止め、それを伝承していただくことを是非お願いしたい」という言葉が印象的でした。

3日目は根室半島の先端、納沙布岬え行われた「連合2025平和ノサップ集会」に参加しました。

途中天候も危ぶまれましたが、なんとか曇りのまま開会。

冒頭には連合・清水事務局長や、連合北海道の須間会長からご挨拶があり、来賓のご挨拶や紹介等がされました。

続いて元島民の訴え、竹島問題に係る特別報告、ピースフラッグリレーが行われ、最後にガンバロー三唱で閉会となりました。

この活動は北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)の返還と、日ロ平和条約の締結を求め、全国の働く仲間が参集して毎年現地にて声を上げているもので、今年はおよそ700名の仲間が集まりました。

雲が厚く、風もあり、少し肌寒い天候でしたが、なんとか歯舞群島の一部である3.7km先の貝殻島の灯台や稜線などが肉眼で確認できました。

前日の学習会も踏まえ、この会に参加した私たちが今後やるべきことは明確です。

メディアで良く耳にする北方領土問題は、ややもすると政治的な、どこか他人事のような目で見てしまいがちですが、ここには元島民の悲痛な思いや、苦しい過去と言う本質があります。

そして高齢化した元島民の、現代の若者たちに対する願いがあります。

私たちが引き継いでいきましょう!

 

最終日を迎えた9月8日(月)。12名の団は釧路空港にて解団式を行いました。

福井団長からご挨拶をいただき、この4日間で最も晴れ渡った北海道の青空の中、羽田空港に向け出発しました。

団員はそれぞれの想いを胸に帰路につきました。

「この学びを伝えること」。

みなさんありがとうございました。

労働相談ダイヤル0120-154-052 連合静岡メイト
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