「教えてユニオニオン」労働問題どう解決するの? No.13
私は、3年前に浜松市内のIT企業に就職し、仕事先は、別会社の工場に派遣されてシステム設計等に携わってきました。そこは、工場の社員と数社の派遣元よりの派遣社員が混在して働いていました。仕事は納期に迫られて多忙で、月65時間以上の残業をしたこともありました。
泣き寝入りはしない・・・。そんな自負が支えた。
私は、3年前に浜松市内のIT企業に就職し、仕事先は、別会社の工場に派遣されてシステム設計等に携わってきました。そこは、工場の社員と数社の派遣元よりの派遣社員が混在して働いていました。仕事は納期に迫られて多忙で、月65時間以上の残業をしたこともありました。
複雑な人間関係に疲れて・・・
入社して2年が経過したころから、業務関係や職場の人間関係などで体調を崩してしまい、診療所での診察の結果、「うつ病の疑いがあり、休養が必要」と診断されました。この結果を会社に伝えたところ、「健康保険の傷病手当を受給しながら休業を」と言われ、以来、休業して通院治療に専念してきました。
この間も、派遣元の担当者とは月1回位面談して、体調のことや職場復帰の可能性について相談してきました。
職場復帰を求めたが、
休み始めて4ヶ月が経過したころ、主治医より「そろそろ職場復帰が可能、一度会社の担当者と相談したい」と言われたため、会社担当者に伝えましたが、会社担当者は「医者が復職をOKしても会社の判断は別」「戻った時は100%の仕事が出来ないとダメだ」等と言われ、主治医とも会ってくれませんでした。
また、会社の就業規則では「病気休職の場合、入社5年未満の者の休職期間は6ヶ月」との規定があるため、再度、会社の担当者に復職希望を伝えましたが、担当者は「復帰の条件をクリアーしていない。今後どうするか、自分で考えよ」と暗に退職を迫られました。
交渉難航・・・、意欲を失い退職を決意
このため、インターネットで調べて「連合静岡相談ダイヤル」に連絡し、担当者の方と面談しました。この結果「連合静岡ユニオンに加入して復職の交渉をしよう」ということになり、会社との間で計5回におよぶ交渉が行われました。
会社は「復職には会社の条件があり、技術的スキルの問題がありむずかしい」との立場を変えず、交渉は平行線をたどりました。
私は、当初から復職を求めていましたが、会社の誠意のない態度をみせつけられ「再びこの会社で働こう」との意欲を失ってきました。
このため、交渉の中で1.会社都合による退職とする。2.退職条件として給与3ヶ月相当の退職金を支払う。との条件で妥協することとなりました。
結果的には復職は出来ませんでしたが、相談、交渉の中で今まで知らなかった多くのことを知ることができ、決して無駄ではなかったと思っています。
労働相談窓口
労働に関するお悩み、ご相談ください。
携帯電話からでもご利用いただけます。
相談受付日時:平日月曜~金曜 10:00~17:00 ※祝祭日、年末年始、夏季休暇 除く