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「教えてユニオニオン」労働問題どう解決するの? No.08

私は、ある行政機関の出先事務所に月15日勤務で1年の雇用期間を数回更新して努めていました。家庭環境の悩みもあって、不安定な雇用に不安が募ってメンタル不調に陥ってしまい休職しながら通院治療していました。
職場への復帰に自信を無くしていた私に、連合静岡の方は親身になって復職へのフォローをしていただきました。

メンタルヘルスによる 職場復帰にフォローを託して

メンタルヘルスによる 職場復帰にフォローを託して

私は、ある行政機関の出先事務所に月15日勤務で1年の雇用期間を数回更新して努めていました。家庭環境の悩みもあって、不安定な雇用に不安が募ってメンタル不調に陥ってしまい休職しながら通院治療していました。
職場への復帰に自信を無くしていた私に、連合静岡の方は親身になって復職へのフォローをしていただきました。

わずかなことでも不安が募る状態

制度上、職場の社会保険には入ることが出来ず、自分で国民健康保険に加入していたため休職中の賃金補償も無い状況でした。それだけに早く職場復帰しなければという気持ちが強く、今思えばかえってこのことが病気の改善を遅らせていたように思います。
休職3ヶ月を過ぎた頃に主治医とも相談して職場復帰を考え、勤め先の管理者にもこのことを話していましたが、話し合いの最中に管理者が何気なく発する『こういうことは本人の気持ちしだいだ』という無理解な言葉に、私は職場復帰に漠然とした不安を感じていたのでした。そんなとき、新聞に折り込まれていた労働相談を受け付けるチラシが目に止まり、連合静岡に相談したのです。

スムーズな職場復帰に向けた配慮のフォローを託して

数回の電話相談を繰り返す最中に、主治医から「そろそろ仕事をしてみたら」というお話しがありましたので、連合静岡の方が言ってくれていた「職場復帰の受け入れ態勢についての勤め先への要求と話し合いは、第三者の方がかえってスムースに行くかもしれない」という言葉に甘えて、管理者との話し合いを委任しました。
話し合いでは、厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」にもとづいて
(1)使用者は職場で組織的・計画的にメンタルヘルス対策を行う必要がある。休業していた労働者の職場復帰や復帰後のフォローアップも組織的にやってほしい。
(2)管理者の日頃の何気ない無理解な言動が本人を傷つけているので、日頃、配慮をして欲しい。
(3)復帰の時期、復帰後の勤務や通院への配慮も本人と話し合いながら対応し、周辺への配慮や管理職の理解・周知も丁寧に対応してほしい。
(4)「日々雇用の1年更新」で、更新の有無も予算しだいという不安定雇用そのものに問題がある。
―などを管理者(職場の最高責任者)に申し入れました。

変わり始めた職場の環境 一方で残された課題・・・

行政機関の出先としての社会的責任を果たすよう求めたこともあって、職場は幸いにして申し入れの内容に沿った対応をしてくれました。はじめは短時間勤務で、通院日や体調不良の時は申し出れば休むこともできました。そして今では不安定な雇用の改善はされていないものの、新しい担当部署で元気に働いています。
病気休職から職場復帰に至るこの間の経過のなかで、私と同じような期間の定めのある不安定な雇用で働いている方が、全国で約60万人もいることを知らされました。そしていつ更新の拒否に合うかも知れない不安に晒され、雇用保険も適用除外され、賃金は人件費ではなくて物品費から支出されているというモノ扱いの不合理で不安定な雇用に疑問を持ち、その解決に向けた運動に関心を持つようになりました。

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